7月14日(火) 今週の運動は「跳び箱」です!

2020-07-14

皆さんこんにちは!

放課後等デイサービス・プラスアップ蘇我教室の榎本です。

相変わらず天候悪く嫌ですね~。

太陽の日差しが恋しくなってきた今日この頃です。

 

さて、プラスアップ蘇我教室、

今週の運動療育の種目は・・・「跳び箱運動!」

 

「跳び箱なんて大人になったら100%やらないし、跳ばないし、必要ない!」な~んて思う方もたくさんいると思いますが、

しかしこの跳び箱という運動、

実は様々な運動やスポーツ、また身体の成長に役立つ部分がとても多いんです

なので今回はこの「跳び箱運動」に関するメリットとその必要性について少し書いていきます。

 

皆さん、学生時代にスポーツテストを行ったと思います。
スポーツテストではそれぞれの種目と、その種目よって評価される「全身持久力」とか「スピード」とか「瞬発力といった項目があったと思います。

この項目はそれぞれの運動の種目で知ることが出来る「運動能力」について記しています。

例えば、50メートル走であれば「スピード」、立ち幅跳びは「瞬発力」や「跳躍力」という具合に運動の種目でそれぞれの能力が分かるようになっていましたよね。

 

では今週行う「跳び箱運動」ではどんな運動能力を鍛え、そして育成できるのでしょうか?

跳び箱を使った運動では、踏み切る為の脚の力」上半身を支える腕の力」、さらに目標物(跳び箱)との距離感や動きながら踏み切り位置をつかむ「動体視力」、そして「瞬発力」など実に様々な機能や能力を連動させて行う運動であり、全身を使った効果的な運動なんですね

また、当教室で行う跳び箱運動ではその中でも特に巧緻性【こうちせい】」という能力の育成を意識して行っています。


んっ?巧緻性?何それ?って感じでしょうが、

「巧緻性」とは一般的な解釈としては

「手先指先の器用さ」と表現されますが、

運動を介しての巧緻性の場合は

その状況に応じて巧みに体を動かす能力を指します。

具体的には、神経系をうまく働かせる運動のことで、

「自分が思ったように体をうまく扱えるかどうか」を表すものです。


更にもっとざっくりと、簡単な言い方をすれば、
普段よく聞く

運動神経と言えば分かりやすいかもしれません。


しかしこの巧緻性、残念な事にその成長、発達のピークというのは

小学校卒業する辺りで止まってしまうといわれていいます

一般的に神経系の成長は8~9歳頃から飛躍的に伸び始め、

12歳ごろにほぼ完成してしまうといわれており

それ以降の成長はあまり見込むことが出来ないといわれています。(環境や個人差により異なる)


皆さんはゴールデンエイジという言葉を聞いたことは無いでしょうか。


このゴールデンエイジという時期は神経系が一番伸びる8~12歳を指しており、そこを逃すと巧緻性を伸ばすの難しくなりといわれているんです

 

このゴールデンエイジの時期に効果的な運動いくつもありますが、
その中の一つにこの跳び箱運動」も入っているのです。

 

跳び箱が苦手だったり嫌いな子もたくさんいると思いますが、

私たちが行う跳び箱運動は、

跳び箱を跳ぶ、跳べる、っということより、

跳び箱という道具を使って体の使い方や動かし方を知るということと、

そしてその運動を通してこの時期しか得られない「巧緻性」を伸ばす

ということを考えております。

 

では今日も一日、

個性豊かな、明るく元気な子どもたちと一緒に

頑張っていきましょう!

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